「ゆるヨガ」へようこそ!

2011年の「東日本大震災」まで私は仙台市内でヨガ教室を主宰しておりました。地震で自宅が一部損傷し、縁あって栗原市花山に居を移すことができました。

 

昨年八月には三女が生まれ、成長に伴いヨガに取り組もうと思い、ウェブサイトを開設することになりました。

宮城県栗原市-。

私にとって縁もゆかりもなかった土地ですが、実際に住み始めて自然の豊かさ・美しさ、そしてそこに住まう人々の心の豊かさに魅入らせられました。住み始めて以来、地域の皆様に大変良くしていただき、少しでも恩返ししたいと思ったことが「ゆるヨガ」をこの地で取り組もうと決意したきっかけになったのです。

 

私の主人が震災前まで仙台市内の認可外保育施設で園長を勤めていたこともあり、保育・子育てに関しては一定の経験と知識を有しておりました。それを加味した「ゆるヨガ」は、子育て真っ最中のお母様にとって少しでもお役に立つことができ、また、子育てを心ゆくまで楽しんでほしい、との願いを込めています。

 

私も、子育てにがんばるお母様方と交流する機会をいただくことで勉強になったり、笑顔やパワーをいただけるのではないかな?とワクワクしています。かわいいお子様と一緒に、リラックスできる自分だけの時間を設けてみませんか?

 

お母様方へ

(これは主人のウケウリデス)

「(子どもに手がかかって)自分の時間が取れない」

「○○ちゃんとくらべてウチの子は・・・」

という子育ての悩み、お母様ならばどなたもお持ちのお悩みかと存じます。

 

主人は元保育士、ということもあり、数多くのお子様と接してきたようです。

その主人が導いた経験というのは、

「どんな子どもでも素晴らしい才能を秘めている。お母さんやお父さん、周囲の方々の愛情にくるまれることが子どもにとって安心感につながり、安定して育つことになり、結果的にそれが自尊心の芽生えや自立心を養うモトになる」

ということでした。

 

それでは、どのように子どもと接すれば良いのでしょう?

どうやって子どもに声をかければ良いのか?

そう主人に尋ねたところ、主人はこう答えました。

 

子どもは善悪で物事を判断するのではなく、快不快で判断します。赤ちゃんにとって快いことはお母さんの肌に触れること、ところが汗をかく・眠い・お腹がすいた・体がかゆい・おしっこをした、等等これらすべては赤ちゃんにとって不快なことで、しかも赤ちゃんは泣くことによってしかお母さんに訴えられない。お母さんはこれらを全て汲み取り、赤ちゃんにとって心地よい環境を整えてあげることで赤ちゃんはお母さんに全幅の信頼関係を寄せるようになります。これがその後の人間関係づくりに大きな影響を及ぼすようになります。

 

ハイハイをするようになり、座れるようになると、赤ちゃんは物を立体的に捉えられるようになり、行動範囲が広がりを見せます。好奇心が育ち、何でもつかんだり、口に入れるようになります。なぜ赤ちゃんがスグ口にものを入れるかというと、五感のうちの味覚が早く発達を遂げるからです。「食育」の重要性が、そこにあります。赤ちゃんは好奇心の赴くままティッシュをすべて出してしまったり、テーブルの食器をひっくり返ってしまいます。これも赤ちゃんにとって「快」なのであって、決してお母さんを困らせようしているわけでなないのです。自分の意志で自分の体を使うおもしろさを味わっているのです。

 

「なので」

と、主人は続けます。

 

赤ちゃんにとってお母さんの存在は絶対です。自分のことをあるがまま受け入れてくれる、無償の愛、いつどんなときでも自分のことを愛してくれるお母さんのことを赤ちゃんは大好きなのです。叱り方一つ工夫することで、赤ちゃんはますますお母さんのことが大好きになります。余計な仕事増やして、とか、何べん言ったらわかるの、とか、早くしなさい、と感情的になって「怒り」たくなる気持ちは分かります。しかし、「快・不快」に基づいて行動をすることが、赤ちゃんの成長にとって(しかも赤ちゃんはお母さんが見守ってくれる、という安心感があるのです!)どれほど必要なことか、お分かりになっていただけるだろうか?

 

(なるほど)

長女がまだ生まれて間もない頃、そのような話を聞かされて私は目からウロコが落ちる気がしました。

お恥ずかしい話ですが、ジツは私は頭に血が上りやすく、現在三人の子どもを育てている真っ最中なので、時々(主人曰く『いつも』)子ども達を叱ってしまいます(怒っている、カナ?)。

そんな時主人が傍らから、

「そんな言い方では良くない」

とか、

「それを言われて○○の心がどう育つ?」

と問われるとハッとすることがよくあります。

 

心の平安へ

ヨガインストラクターでありながら、私自身まだまだ勉強中ですし、母親としても学ばなければならないことがたくさんあることを感じています。

私が学べるのは、今子育て真っ最中の、同じ立場のお母様方です。

同じ環境に身を置き、同じ母親として、共感したり、励ましあったり、時には悩みを打ち明けたりして、一度しかない子育てを充実した、素晴らしいものにしていけたら-と願っています。

そして、わずかながらでも、私のヨガを通して一人でも多くのお母様に子育ての素晴らしさや、今ある環境の得がたさ・ありがたさを感じ取るきっかけになってもらえれば本当に嬉しく思います。

 

子育ては、お子様と同じ時間、同じ思い出を共有できる素敵な取り組みです。

あなたに、心の平安を。